最近「コミコミ」や「月々1万円」等のフレーズで目にすることの多い「マイカーリース>」ですが、仕組みが分からなくて利用したくないとイメージで思われる方も多いのではないでしょうか。
身近なところでいえば、コスモ石油のコスモマイカーリースはご存じの方も多いと思います。
ただマイカーリースのイメージとしては金利をたくさん払うばかりでマイナスなイメージを持たれがちです。
しかし、マイカーリースは購入者の条件によっては非常に便利なサービスとなっています。
そこで今回はマイカーリースとはどのようなものかをメリット・デメリットを中心に分かりやすく記事にまとめていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
マイカーリースとはどんな仕組み?
新車の金額は車両でもグレードやオプション、購入先や担当者だけが違うだけでも金額が異なる商品です。
勧められるがままにマイカーリースを契約するのも人によっては悪くないのでしょうが、しっかりと理解した上で契約しなければトラブルになる可能性もあります。
マイカーリースとは?の基本的な仕組みについて理解していきましょう。
マイカーリースはクルマを借りる?
マイカーリースとは、簡単に言うと車をリース会社から借りて最終的には自分の物にも返却もできるサービス>となっています。
このマイカーリースの「借りる」いうイメージは昔から根強く持たれていて、カーリースとカーシェアリングは一緒?と思われるかもしれませんが、全くの別物となります。
カーリース全般で言えることは、あくまでリース期間中が借りている期間であり、契約期間終了後は自分のものになり得るからです。
マイカーリースとは、「借りる」と「買える」のどちらも選択できる自由度の高いサービスとなっています。
マイカーリースで契約する車はリース会社が所有者
マイカーリースで契約する車は、購入する際にディーラーからリース会社が購入します。
そのためマイカーリースの場合、車の所有者は必ずリース会社となっていて、使用者がマイカーリースの契約者となります。
リース会社が決めた月額のリース料金をもとに契約者が、月々定額で支払うことになります。
リース期間終了後は、全てのリース料金と残価があれば精算を済ませることで、車の所有権がリース会社から自分のものへと移すことができる仕組みです。
マイカーリースの残価とは?
マイカーリースとは?について絶対に知っておかなければならないのが「残価」です。
残価とは、契約時におけるリース期間終了時に支払わなければならない金額>のことを指しています。
例えば200万円の車に対して、5年間のリース契約をした場合に50万円の残価を設定したとします。
この場合、
- 200万円-50万円=150万円
この150万円に対して60回のリース期間が設定されるため月々25,000円×60回でリース料金を精算していくようになります。
そのためカーリースを利用することで、新車をその場での現金も入らずに通常の本体価格よりも安い金額でリース契約を結ぶことができます。
残価を精算することで所有権を自分に移すことができる
リース期間満了時には残価を精算する事で自分の所有車となります。
前述した例で言うと、50万円をリース会社に支払うことで所有権がリース会社から契約者に移すことができます。
新車に乗りたいと思っていてもなかなか高額な車ですが、マイカーリースを利用することですぐに乗ることができる>のが、まさにマイカーリースの最大の特徴と言えます!
しかも、マイカーリースは毎月定額で残価もあらかじめ契約時に説明してもらえるので、契約時から終了時までのお金の先行きが明確に分かるので、計画的なお金の使い方>ができます。
残価は市場価値に基づき設定される
マイカーリースで設定される残価はどのように設定されるのかと言うと、リース期間と走行距離に応じた市場価値に基づき設定されるケースが多いです。
例えば、5年間のリース期間であればその車の5年後の走行距離を想定した車両金額が50万円とすると、走行距離の増減により残価も増減するということなります。
ただし、マイカーリースの場合は残価が設定されているものと設定されていないものが商品によって異なるため、契約時に残価の有無についてはしっかり確認しておくようにしましょう。
マイカーリースの料金に含まれる契約内容は?
本来車を購入する際は、車にナビやバックカメラなどのオプションを付けた分の金額を支払うことになります。
マイカーリースも同じかと言うとそうではありません。
もちろん車両とオプションは含まれていますが、現金購入時とカーリースを比較すると以下のような違いがあります。
現金購入 | カーリース | |
---|---|---|
車両代 | 〇 | 〇 |
オプション・架装代 | 〇 | 〇 |
リサイクル預託金 | 〇 | 〇 |
課税費用 | 〇 | 〇 |
非課税費用 | 〇 | 〇 |
環境性能割 | 〇 | 〇 |
自動車税 | 初年度分のみ | リース期間中に含まれる自動車税全て |
登録時の重量税 | 〇 | 〇 |
登録時の自賠責保険料 | 〇 | 〇 |
車検時の重量税 | × | 〇 |
車検時の自賠責保険料 | × | 〇 |
マイカーリースは自動車税などの税金も含めた車にかかる費用全て>をリース契約することができます。
そのため、毎年の自動車税もマイカーリースを利用することで支払いの手間が省けます。
期間中の車検費用やオイル・タイヤ交換等が含まれているプランもある
マイカーリースでは、ファイナンスリースとメンテナンスリースと2つの契約方法があります。
ファイナンスリースとは、前述した表の項目が含まれた契約で車にかかる費用と期間中の自動車税が含まれた契約になります。
メンテナンスリースは、さらに契約期間中の車検の費用やオイル交換代、タイヤ・エンジン交換費用が含まれています。
そのためメンテナンスリースにすることで、リース期間中の車にかかる全ての費用を毎月定額でリース料金にまとめることができる>のです。
月々のリース料金だけで車の維持費が別途かからないので急な出費をなくすことができます。
マイカーリースは新車や車の制限はある?
マイカーリースで契約できる車には制限があるのかというと一切ありません。
国内の全メーカーはもちろん、外車もマイカーリースとして契約可能で車に制限はありません。
自分が好きな車からマイカーリースを組むことができるので、検討する場合はいくつか車種を選定しておくとスムーズに話が進むことでしょう。
中古車もマイカーリース可能?
マイカーリースでは中古車でもマイカーリースとして契約が可能です。
ただし、中古車の場合、車の状態(年式の古さや走行距離など)によってマイカーリースできないケースもありますので注意は必要です。
中古車を希望する場合には事前に確認してみましょう。
マイカーリースでは中途解約が可能?
マイカーリースで契約した場合、基本的には中途解約は認められていません。
ほとんどのリース会社で約款に中途解約はできない旨の文言が記載されており、事故等によるやむを得ない事情以外の中途解約ができません。
リース会社に中途解約を承諾された場合でも、違約金が発生する場合もあり、以下のような内容で中途解約を精算する必要があります。
- 未発生分のリース料金全て+残価(精算義務がある場合)-未発生分の自動車税等の税金費用+違約金
本来払う必要のない費用分まで払わなければならない可能性もあるので注意が必要です。
マイカーリースとは?利用するお得なメリット
ここからはマイカーリースのメリット・デメリットについて解説していきます。
マイカーリースのメリットとしては以下のような点が挙げられます。
- すぐに新車に乗ることができる
- 車の管理と定額が便利
- 定期的に新車に乗ることができる
それぞれ解説します。
すぐに新車に乗ることができる
マイカーリースは車をリース会社が購入するため、頭金などの費用が一切不要ですぐに新車に乗ることができます>。
車種選定
マイカーリース見積提示を含めた商談
審査
契約
納車
納車当月もしくは翌月からリース料引き落とし※引き落とし日はリース会社によって異なります。
上記のような流れで、マイカーリースの契約が進むためはじめに支払いがあるのは納車後で、それまで支払いはありません。
突然車が必要になった場合にすぐに現金が準備できない、もしくは蓄えておきたいといった場合でもマイカーリースを利用することで新車に乗れるので、この点はメリットと言えるでしょう。
車の管理と定額が便利
マイカーリースでは前述したようにメンテナンスリース呼ばれるリース期間中の車検費用も含めた契約ができるため、車の管理が非常に楽>になります。
車を保有していると毎年の自動車税の支払いや、オイル・タイヤ交換並びに車検を受けなければなりません。
「どこで交換や車検を出したら安いのだろうか?」
「この金額は適正な金額なのだろうか?」
など車に詳しくない人ほど心配することも多いと思います。
しかし、マイカーリースを利用することでリース会社が自動車税の支払いはもちろん、認定された整備工場でオイル・タイヤ交換、車検を行なってくれるため時期が来れば持っていくだけで済みます。
しかもリース料金に金額は含まれているため、支払いの必要もなく定期的な出費に悩まされることもありません。
車に詳しくない人こそマイカーリースは管理面でもしっかりサポートしてくれるメリットがあります。
定期的に新車に乗ることができる
マイカーリースは一般的に5年から7年の契約期間が多いですが、定期的に新車に乗ることができるのもメリットの一つです。
個人で利用するマイカーリースは基本的には前述したように契約終了後は残価を精算した後買い取りという流れが基本になります。
しかし、近年のマイカーリースではコスモやオリックスが行っている契約終了後に車はリース会社が引き取るという契約もあります。
その場合には、残価の精算をする必要がなく5年もしくは7年の期間ごとにマイカーリースを利用することで新車に乗ることができるため、色んな車に乗りたい方にはおすすめです。
マイカーリースとは?注意したいデメリット
マイカーリースにはデメリットももちろんあります。
車の購入を検討している場合に失敗しないためにもマイカーリースのデメリットもしっかりと理解しておきましょう。
マイカーリースのデメリットは以下の点が挙げられます。
- 料金には金利等の手数料が含まれている
- 審査がある
- 追加で費用が発生することも
それぞれ解説します。
料金には金利等の手数料が含まれている
車の購入方法としては、
- 現金
- ローン
- リース
と3つの方法がありますが、現金購入以外には必ず金利による手数料が発生します。
そのため現金購入に比べて手数料分は高く払う必要があるため、すぐに現金が準備できる方はそちらが望ましいと言えるでしょう。
ただし、マイカーリースのメリットとしてはすぐに新車に乗ることができるということを踏まえると、その分の手数料として支払うべきサービス料と考えることもできると思います。
審査がある
マイカーリースを申し込む場合には、必ず審査があります。
そのため審査に通らなければ利用することはできません。
審査基準はリース会社により異なりますが、クレジットカードなどの金融商品の審査同様に個人信用情報機関を通じて情報を閲覧し審査が行われます。
マイカーリースを申し込む際にも、クレジットカードやローン、携帯料金などの信用情報はしっかり築いておく必要があるので注意しておきましょう。
追加で費用が発生することも
マイカーリースでは以下のようなケースで追加費用が発生する場合があります。
- 修理が必要な事故
- 故意・過失のあるタイヤやエンジンの損傷
- 月間走行距離の大幅な超過(車返却の場合)
メンテナンスリース時にも事故や故意・過失のある部品の交換に関しては、手出しで費用が発生する可能性があります。
また、契約上車をリース会社に返却する場合には、月間走行距離が定められており契約時に設定された金額を大幅に超過してしまうと追加で費用が取られるケースもあります。
月間走行距離とは、月に何キロぐらい走行するかを定めますが、例えば月間1,000キロで契約していたものが最終的に月間3,000キロなどの超過となれば契約違反となります。
超過分はリース会社の規定により追加費用が課せられる場合があるので注意が必要です。
おすすめのマイカーリースは?
この記事では今おすすめのマイカーリースを紹介していきます。
それはロートピアが提供するマイカーリース「新☆車生活>」です。
口コミでも人気のマイカーリースですので、特徴について解説します。
新☆車生活は選べる2つのプラン
ロートピアのマイカーリースは、
- 月々8,800円〜
- 月々13,200円〜
2つのプランから選ぶことができます。
安い8,800円のプランでもファイナンスリースではなく、以下の内容が含まれています。
- 自動車税
- 重量税
- 登録費用
- オイル交換(14回)
- 自賠責保険車検(2回)
- フロアマット
- ドアバイザー
一方で、13,200円のプランでは、上記の内容にプラスして、以下の内容が追加されています。
- 法定点検(4回)
- 安全点検(7回)
- オイルエレメント(6回)
- ブレーキオイル(2回)
- エアコンフィルター(2回)
- ワイパーゴム(6回)
- LLC交換(1回)
- タイヤ交換(4本×2回)
- バッテリー交換(2回)
- ブレーキパッド(1回)
- 諸費用
- 延長保証7年
そのため、リース期間中に余計な手出しをしたくないという方は月々13,200円のプランに、少しでも月々のリース料金を抑えたい方は月々8,800円のプランというように選ぶことができます。
契約終了時にも自由に選べるプラン
新☆車生活では、契約終了時には以下の4つのプランから自分に合ったものを選ぶことができます。
- 新車に乗り換え
- 再リース
- 購入
- 返却
契約終了時の状況に合わせて選択ができるので、自由に決められるのはメリットになります。
新☆車生活はこんな方におすすめ!
新☆車生活は7年のマイカーリース契約を基本としていますが、とにかくマイカーリースの中でも安い定額料金で乗ることができる商品です。
そのため、マイカーリースを利用したい方で特に少しでも安く利用したい方におすすめ>と言えます。
特に軽自動車では、メンテナンスの全てのプラン込みでも1万円代で乗れてしまうので、今マイカーリースが増えている要因ともなっています。
また、中古車が希望の場合も新☆車生活では対応可能ですので、ぜひ新☆車生活の見積からでもシュミレーションしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
マイカーリースとは?をテーマにマイカーリースの特徴についてメリット・デメリットを踏まえてまとめてきました。
マイカーリースとは今すぐ車を購入したい方におすすめのサービスとなっていて、頭金も入らずに審査に通ればすぐに乗ることができます。
しかも毎月定額で、月々の支払いに車検費用やタイヤ等の交換費用、税金も含めて支払いが済むため支払いも管理も非常に楽になります。
これらの情報を踏まえて、マイカーリースを利用される場合には、いくつかのマイカーリースの料金を比較して少しでも安いリース料金のものを選ぶことをおすすめします。